昨日の朝に引用した「AI画像4枚から、骨の入った3Dが2分で出る」が、当方の引用でいちばん読まれました(1日で98いいね・6,500表示)。リンク先にした第50回には1日で145人が来ています。道具は「PINOC」。第48回で整理したIdolと同じ「画像→3DGS」ですが、出てくるものが違います。配布元の説明を読んで1本にします。当方はまだ使っていません。
PINOCとは何か
Viggle AIが2026年5月13日に公開した、クラウドで動く3Dキャラクターとモーションの道具です。ブラウザで使うほか、API と MCP サーバー(AIエージェントから呼ぶ口)があります。ローカルで動かす配布物はありません。
出典: PINOC(viggle.ai)、画像→3Dキャラクター、MCPサーバー
できることは4つ。
| 入れるもの | 出てくるもの |
|---|---|
| 画像1〜5枚(正面・全身・背景がうるさくないもの) | 骨の入ったガウシアンスプラットのキャラクター。約1分 |
| 動画(スマホ・ウェブカメラ・画面録画。人物1人で動きがはっきりしたもの) | モーション。マーカーなしのモーションキャプチャ。FBX/GLB、65本・Mixamo名の骨 |
| 文章(動きの説明・1〜60秒) | モーション。同じFBX/GLB |
| 自分の3Dメッシュ | 自動リグ(骨とウェイト)。リグ済みGLB/FBX |

昨日の投稿の方は、AIで作った正面・左右・背面の4枚を渡して、骨入りの3DGSを1体作り、それをモーションで動かしていました。公式の説明は「1枚で足りる」で、MCPの仕様では1〜5枚です。
Idolとの違いは「骨」
第48回のIdolは、画像1枚から動かない3DGSを作る、ローカルのオープンソースでした(VRAM 7.2GB)。PINOCは、画像からリグ(骨)の入った3DGSを作ります。配布元は「ポリゴンのメッシュではなく、動かすために作った3Dキャラクター」と書いています。
| Idol(第48回) | PINOC | |
|---|---|---|
| 動く場所 | ローカル(NVIDIA GPU、MLX版はMac) | クラウド(Viggle) |
| 入力 | 画像1枚 | 画像1〜5枚、動画、文章、自分のメッシュ |
| 出力 | 3DGS(.ply)。動かない | 骨入り3DGS(静止はPLY、動きは専用形式)。モーションはFBX/GLB |
| 動き | 作らない | 動画から抜く、文章から作る、プリセット |
| 費用 | 電気代 | クレジット制(下記) |
| ライセンス | Apache-2.0 | 利用規約(登録のみの枠は非商用) |
つまり、Idolは「回して見る立体」、PINOCは「踊らせる立体」です。ただしPINOCのスプラットは標準の形式で外に出せません。静止したPLYは出ますが、骨と動きの付いたものは専用形式(.vsplat / Unityプラグイン用の.bin)で、「Unityプラグインは準備中」「Blenderなど標準ツールでは読めない」と配布元自身が書いています。
Blenderで受けられるのは、モーションのほう
当方の線で大事なのはここです。PINOCが書き出すモーションのFBX/GLBは、65本の骨にMixamoと同じ名前が付いています。第50回でMixamoのジョギングを白い素体に載せたのと同じ受け方で、Blenderに入ります。
- 動画→PINOC→FBX(Mixamo名の骨)→Blenderの白い素体→320×240の参照動画→MiniMax H3
- Mixamoのライブラリにない動き(自分で踊った動き、特定の振り付け)を、この経路で素体に載せられる
キャラクターのほう(骨入りスプラット)は、Blenderでは受けられません。Blender 5.3(ベータ)は静止した3DGSの.plyをアドオンなしで読めるようになりましたが、PINOCの骨と動きはそこには乗りません。
クレジット制
登録時に60クレジットが付きます(カード登録なし)。有料は$12.99/月(300クレジット)から、$39.99/月(1,200クレジット)、年払いで20%引き。
| 操作 | クレジット |
|---|---|
| 画像からキャラクター | 5〜10(経路と「仕上げ」の有無で変わる) |
| 動画・文章からモーション | 1秒あたり1 |
| アップロード、自動リグ、リターゲット | 0 |
60クレジットなら「モーション約1分」か「キャラクター6〜12体」。登録のみの枠は非商用で、商用は有料プラン。有料ユーザーの入力・出力は本人のもので、書面の同意なしに学習に使わない、と書かれています。アップロードしたファイルの保持は1日です。
試すなら、こちらから登録できます: PINOC(Viggle)を開く ※当方の紹介リンクです。登録・料金は上の表のとおりで、リンク経由でも変わりません。
注意点
- クラウドです。自分の映像・画像をViggleのサーバーに送ります。当方が参照動画に使っている本人のダンス映像を送るなら、規約(非商用枠の扱い・保持1日・学習に使わない条件)を先に読みます。
- キャラクターは人物のみ。物・環境・小道具は対象外と明記。
- 骨入りスプラットは専用形式。Blender・Unreal・Mayaで動かすなら、自分のメッシュを持ち込んで自動リグを使う経路になります。
- 当方の実測はありません。「約1分」「2分」は配布元と投稿者の数字です。
当方の線
- 自分のダンス映像→PINOC→FBX→Blenderの白い素体。 第50回の型に、Mixamoにない動きを足す。参照動画の作り方は変えずに、動きの元だけ増える。
- キャラシート正面1枚→骨入りスプラット→ブラウザで回して見る。 Idolの「回して見る」と並べて、同じ絵からの出来を比べる。
- 2のスプラットを動かした画面を録画して、H3の参照動画にできるか。専用形式の壁はここで効く。
1から試します。手元のダンス映像を送るかどうかは、規約を読んでから決めます。
本記事は公開情報(viggle.aiの製品ページ・MCP仕様・公開告知)の整理で、数値はすべて配布元と投稿者の公表値です。当方の実測は含みません。本文のViggleへのリンクは当方の紹介リンクを含みます。

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