第52回で2つ残りました。後方の脚がキャラシートより筋肉質に出ること、横並走の塀・植木に白い細粒ノイズが出ること。今回は、白い素体の脚を細くした参照動画と、脚の線を文章で指定したプロンプトで、正面・後方・横の3本を焼き直しました。seedとステップ(10)は前回と同じです。

結果を先に。横の細粒ノイズは消えました。後方のふくらはぎの張りは残りました。 そして、白動画と文章を同時に変えたので、どちらが効いたのかはこの比較では言えません。
変えたもの(1): 白い素体の脚
Mixamoの素体(Beta)のメッシュに、Blenderのシェイプキーで連続的な変形を入れました。骨・ウェイト・走りのアニメーション・カメラは触らず、静止したメッシュの横幅と前後の輪郭だけを縮めています。
| 部位 | 横幅 | 前後 |
|---|---|---|
| ふくらはぎ | 最大14%縮小 | 最大22%縮小 |
| 太もも | 最大10% | 最大14% |
| 腰・臀部 | 最大3.5% | 最大10% |
数字はスクリプトの係数で、キャラシートの実測や生成人物の周径ではありません。関節の分割は素体のまま。この修正版で、正面(1〜120フレーム)・後方(121〜240)・横(241〜360)の白動画を320×240・5秒で描き直し、ComfyUIの入力と照合しました(SHA-256一致)。

変えたもの(2): 文章
3本とも「20歳の成人日本人女性」「細く、しなやかで、女性らしい脚」「柔らかく丸いふくらはぎ」「柔らかく出た膝」を明記し、腰・臀部・太ももの比率をキャラシートに寄せる指定を足しました。あわせて、背景のテクスチャが時間で一貫すること、細粒状のノイズを避けることも書いています。ここが、今回の比較を難しくしている点です(後述)。
前回との実行の差分は、3本ともプロンプト全文と参照動画の2点だけ。本体(int8)・テキストエンコーダ・VAE(公式fp16)・Turbo LoRA・10ステップ・seed・0.6MP縦3:4・5秒・H3VMの2GPU設定は同じです。
3本の結果
| カット | 出力 | 生成時間 | 比較相手 |
|---|---|---|---|
| 正面 | 00012 | 8分20秒 | 00007(第52回採用) |
| 後方 | 00013 | 8分0秒 | 00010(第52回・修正版) |
| 横 | 00014 | 7分36秒 | 00011 |
3本とも672×928・24fps・124枚・音声付き。時間は前回と同じ帯です。
横: 細粒ノイズが消えた
同時刻(0・1・2.5・4・5.1秒)の並置で、前回の前半〜中盤に広く出ていた白い粒の帯が、今回は目立ちません(図1)。今回いちばんはっきりした変化です。
後方: ふくらはぎは変わらず

体格は前回とよく似ていて、ふくらはぎの膨らみと縦の陰影が残っています。素体を細くしても、文章で指定しても、後ろから見た脚はキャラシートの線になりませんでした。
正面: 大差なし

前回も細身だったので、改善を言い切れません。構図(遠くから近づいて左へ)、服・髪・靴、1コマ目から女性がいることは同じです。
この比較で言えないこと
白動画(素体の体形)と文章(脚の指定+背景ノイズの指定)を同時に変えました。だから——
- 横のノイズが消えたのは、素体を細くしたからなのか、文章に「細粒ノイズを避ける」と書いたからなのか、分かりません。文章のほうが素直な読みですが、断定はしません。
- 後方の脚が変わらなかったのは、「素体を細くしても効かない」のか「文章で言っても効かない」のか、両方なのか、分かりません。
切り分けるには、旧白動画×旧文章(第52回)、新白動画×新文章(今回)に加えて、新白動画×旧文章と旧白動画×新文章の2本が要ります。各8分なので、次はこの2本です。
まとめ
- 素体のふくらはぎ・太もも・腰をシェイプキーで細くした白動画+脚の線を明記した文章で、3本を同条件で焼き直した。
- 横の背景の細粒ノイズは消えた。後方のふくらはぎの張りは残った。正面は差を言えない。
- 2つ同時に変えたので、効果の切り分けは次の2本で。
- 生成時間は変わらない(7分半〜8分20秒)。
本記事の動画・画像は当方の生成物で、人物は当方の参照画像から作ったものです。実在の人物ではありません。Mixamoの動きはAdobeのライブラリ、素体はMixamo付属のモデルです。

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