無料連載「生成AI実験室」の第1回・第4回・第6回で、MacBook Pro M5(メモリ32GB)によるMiniMax-H3のローカル動画生成を記録してきました。到達点は第6回に書いたとおり——量子化なし(BF16原本61.7GB)・0.8MP・20ステップ・15秒(362コマ)のノーカット完走。ただしあの記事には、正直にこうも書きました。「現時点で、公開版をそのまま導入しても同じ結果は再現できません」。
本手順書は、その「再現できません」を「再現できます」に変えるための全部です。
この手順書で手に入るもの
- 道具の実名と入手先——無料記事で「Mac専用の実験的なオープンソース推論エンジン」と婉曲してきたものの正体、重み一式(約196GB)の取得と検証手順
- 15秒を壊していた不具合2つの正体と直し方——無料記事で「3枚目の参照が届いていない」「並列計算の足並み」と書いた問題の技術的正体。片方は公開リポジトリのIssue/PRに対応する1行の修正で、当て方を具体的に書きます
- 実行コマンドの全値——SSDストリーミング、VAEタイルサイズ、ステップ数、コマ数、解像度、レイヤー数ほか、当方が実測で決めた既定値とその根拠
- 「当たり取り約100秒→本番は寝て待つ」二段運用の具体設定——当たり取り・中間・本番それぞれの値
- 所要時間とメモリの実測一覧——0.6MP/8step/15秒=約2時間35分、0.8MP/20step/15秒=10時間14分(常駐13.5GiB・SSD待ち合計0.047秒)。嘘のない計画が立てられます
- 後段パイプラインの全値——フレーム補間(RIFE)→顔リファイン→アップスケール(RealESRGAN)の順序・モデル名・所要時間・つまずき所
- 失敗対処表——寸法の制約、併用できないオプション、補間後に動画がスローになる罠、画面の「紙吹雪」ノイズの抑え方、出力が毎回微妙に揺れる症状の正体
この手順書が向く人・向かない人
向くのは、Apple Silicon Mac(メモリ32GB以上推奨)を持っていて、クラウド課金なしのローカル環境で、量子化で精度を落とさない動画生成をやり込みたい人。ターミナルでコマンドを実行することに抵抗がない人(コピペで進める形にしてありますが、CLIが本線です)。向かないのは、クリックだけで完結するGUIツールを期待する人と、「速さ」を求める人——本手順書の本番生成は、夜に仕掛けて朝に受け取る時間感覚です。
前提スペックと正直な注意書き
実測環境はMacBook Pro M5・ユニファイドメモリ32GB・SSD 1TBです。SSDストリーミングという仕組みにより、61.7GBのモデルを常駐13.5GiBで回します——つまりメモリは32GB機で足ります(それより下は未検証)。
見落としがちな前提が2つあります。第一にディスク容量。モデル一式約196GBに作業領域(生成物・実験フォルダ)が加わるため、空き300GBを確保してから始めてください。512GBの機体では、外部SSDの併用を検討する容量感です。第二にダウンロード時間。196GBは回線次第で所要が大きく変わります——実効1Gbpsなら約30〜45分、実効300Mbpsなら約1.5〜2時間、実効100Mbpsなら半日仕事です。当方は高速な光回線環境で取得しましたが、途中失敗に備えて再開可能な取得方法と、取得後のハッシュ照合(第2章)を必ずセットにしてください。
なお対象のエンジンは活発に開発中のオープンソースで、本手順書の記述は2026年9月時点の当方検証に基づきます。エンジン側の更新で手順が変わった場合は本記事に追記します(購入者はそのまま読めます)。
価格と購入前の注意
価格は1,980円です。デジタル商品の性質上、購入後の返金には対応していません。迷う場合は、まず無料連載の第1回・第4回・第6回を読んでから判断してください——あの3本の「何ができるか」に価値を感じなかった方には、本手順書は向きません。

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