現代の錬金術を検証する


 ひと昔前と比べて、サラリーマンや主婦が副業・兼業を行うことが容易になりつつあります。日本国政府の方針もゆるやかではありますが、副業・兼業を企業に許容する方向に傾きつつあります。また、それを行おうとする個人の環境としても、インターネットインフラの整備の進歩、スマートフォンの爆発的普及、そして大量に情報を送ることができる通信インフラの充実と、その費用の低下(まだ十分とは言えませんが)等の環境が整ってきたことから、サラリーマンや主婦等個人のレベルでも、ある程度知識を持っていれば、会社を立ち上げるまでもなく、隙間時間の活用程度でそれなりの副収入を得ることはさほど難しくなくなってきました。

 このサイトにおいては、これまで終身雇用制度の中で会社に抗うことなく従順に生きること以外選択肢のなかったサラリーマンに、また子育てで正社員の立場をあきらめるしか選択肢のなかった主婦に、それら個人に向けた一筋の光明として、新たな拠り所となり得る「錬金術」ともいえる副業・兼業での収益獲得を目指す者に吹く追い風の背景(それは確かなのか?)とその根拠の確認、また実際にその副業・兼業ではどのようなことができるのか? ネット上にあふれる「バラ色の甘い言葉」ともとれる情報はどの程度確かなのか? その副業・兼業を実際に試してみて、どの程度収益化が可能なのか? 等を検証したいと考えております。この第一歩として、まずは、オフィシャルに副業・兼業を政府が推奨することとなった、平成30年1月の政府通達「副業・兼業の促進に関するガイドライン」についての中身の確認と、「具体的にどのような副業・兼業が候補となりうるか」についての選択肢の検証から始めてみたいと思います。

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